今回は実射も含めたレビューをしようと思う。
実射自体はかなり前にやってるのだが、なかなか投稿記事にまとめらんなかったんよ。
で、この実射をした後、この銃を引っ提げて久々のサバゲーに行ってみたのだが、ちょっとしたインシデント(事故未満の事象)が起きてしまった。
それについてもあとで書こうと思う。
マガジンの互換チェックのつづき
・CASTELLAN HEXMAG 120連 DE 電動ガン用
ローダーを使っての装填もスムーズだが、120発入れると最後の10発くらいはちょっとスプリングが逝かれそうな手ごたえが…
装填は100発くらいにしておくのが良いと思う。
自分はそのぐらいで運用していこうかと…
弾上がりは順調で問題なし。
底の赤はあんまり好きでない。
・VFC QRS MIDCAP BK 120連マガジン 電動ガン用
全体的に質感は悪くないのだが、ボトムが多弾マグと共用しているようでゼンマイの溝があるのはちょっと萎える。
これもCASTELLANと同様、120発目いっぱい入れない方が良いと思う。
100発前後から明らかにローダーの手ごたえが怪しくなってくるし、入れづらくなってくる。
だいたいその時点で100発くらい入ってると思うので、そこまでで留めるのが吉。
目いっぱい入れても弾上がりは問題なかったけど寿命は縮まりそうだ。
・BlueBox M4 140連 Mid-Capマガジン DE 電動ガン用
ローダーの先がちょっとはいりづらいのが難点だが、突っ込んでしまえば普通にBB弾は入る。
140発とあるがこれも100発くらいが常用レベルだと思う。
140発は入るっちゃあ入るんだが、ちょっと最後の方の手ごたえが精神衛生的に良くない。
また入れ方によっては120発くらいでいっぱいになってしまう時もあるので、あまり無理はしない方が吉。
質感は見てのとおりめちゃめちゃ安っぽいが、機能性は充分だと思う。
4本買ってもマルイの1本分の価格やもんね~( ̄▽ ̄)
とりあえずどのマガジンも弾上りは問題ないが表記通り弾を詰めるとちょっと精神衛生上、よくない手ごたえと音がするのも共通。
ギリギリ弾速のリスク
自分はもともと暗黒サバゲー時代を経験しているのでいまだに「パワフルなことはいいことだ」的な考えがどこかにあって、弾速に少々寛容すぎるきらいがある。
がしかし、その暗黒時代の無法パワーが原因で退役したいきさつもあるのでゲームウェポンはやはり一定のルール内の弾速であるべきだと思う。
で今回のこのVFC HK416A5。
箱出し状態でけっこう初速が高い。
ノンホップだと95~97m/s程度出てる。
フルホップをかけると60m台まで落ちるけどね。
ノンホップでも法律的にはまだ多少余裕があるけど気温や気圧の加減ではちょっとビミョー。
それが祟ってコイツのデビュー戦にしようとしたC.Q.B.Ghostさんではフィールドの制限初速を超えてしまった。
このフィールドはフィールド自体が少々コンパクトでバリケードが多くて射線が短いので森林戦主体のフィールドより初速規制が厳しめ。
で、残念ながらこの日はコイツを使えなかった。
コイツのデビューはこの次のBreakOut三田での森林戦になった。
この製品、7.4V Li-Poが標準だと思ってたけど、どうも11.1Vまで対応できるらしい。
なので追加で11.1V:20Cのバッテリーで試射した分もNon-hopだけやけど追加してある。
・箱出しホップ:7.4V
VFC HK416A5 | 箱出しホップ | ||
初速 | 偏差 | 二乗偏差 | |
1 | 96.98 | -0.380 | 0.1444 |
2 | 97.67 | 0.31 | 0.0961 |
3 | 97.21 | -0.15 | 0.0225 |
4 | 96.85 | -0.51 | 0.2601 |
5 | 97.42 | 0.06 | 0.0036 |
6 | 98.22 | 0.86 | 0.7396 |
7 | 96.8 | -0.56 | 0.3136 |
8 | 97.44 | 0.08 | 0.0064 |
9 | 97.18 | -0.18 | 0.0324 |
10 | 97.83 | 0.47 | 0.2209 |
合計 | 973.6 | 1.8396 | |
平均 | 97.36 | ||
分散 | 0.18396 | 0.184 | |
標準偏差 | 0.42891 | 0.428906 |
まずは箱出し無調整のホップで撃ってみた。
平均初速は97.36m/sと高め。これがCQB.GHOSTさんの初速規制に引っかかった。
標準偏差も0.42891とかなりのバラつきの少ない値。
コンスタントに97m/s前後出してることになる。
・ノンホップ
VFC HK416A5 | non-hop | ||
初速 | 偏差 | 二乗偏差 | |
1 | 96.3 | -0.415 | 0.172225 |
2 | 96.8 | 0.085 | 0.007225 |
3 | 96.5 | -0.215 | 0.046225 |
4 | 96.55 | -0.165 | 0.027225 |
5 | 96.3 | -0.415 | 0.172225 |
6 | 96.52 | -0.195 | 0.038025 |
7 | 96.98 | 0.265 | 0.070225 |
8 | 97.44 | 0.725 | 0.525625 |
9 | 96.5 | -0.215 | 0.046225 |
10 | 97.26 | 0.545 | 0.297025 |
合計 | 967.15 | 1.40225 | |
平均 | 96.715 | ||
分散 | 0.140225 | 0.140 | |
標準偏差 | 0.37447 | 0.374466 |
ノンホップにしてみた。
箱出しより1ミリも動いていない。
平均初速は0.5mほど下がったが標準偏差は良くなった。
誤差範囲かもしれないが、ホップをかけない方が安定する方向。
・フルホップ
VFC HK416A5 | full-hop | ||
初速 | 偏差 | 二乗偏差 | |
1 | 63.75 | 1.479 | 2.187441 |
2 | 61.22 | -1.051 | 1.104601 |
3 | 57.78 | -4.491 | 20.16908 |
4 | 63.02 | 0.749 | 0.561001 |
5 | 60.36 | -1.911 | 3.651921 |
6 | 57.86 | -4.411 | 19.45692 |
7 | 60.72 | -1.551 | 2.405601 |
8 | 66.17 | 3.899 | 15.2022 |
9 | 65.41 | 3.139 | 9.853321 |
10 | 66.42 | 4.149 | 17.2142 |
合計 | 622.71 | 91.80629 | |
平均 | 62.271 | ||
分散 | 9.180629 | 9.181 | |
標準偏差 | 3.02996 | 3.029955 |
フルホップにすると一気に数値が悪くなった。
初速は62m/sに落ちてバラつきもひどい。
標準偏差は3を超えた。二乗誤差の軸目盛は他のグラフと大きく変えないと収まらないのであまり参考にならんかも…
・Non-hop:11.1V
VFC HK416A5 | non-hop 11.1V | ||
初速 | 偏差 | 二乗偏差 | |
1 | 97.36 | 0.539 | 0.290521 |
2 | 96.98 | 0.159 | 0.025281 |
3 | 97.52 | 0.699 | 0.488601 |
4 | 96.65 | -0.171 | 0.029241 |
5 | 96.57 | -0.251 | 0.063001 |
6 | 96.73 | -0.091 | 0.008281 |
7 | 96.15 | -0.671 | 0.450241 |
8 | 96.65 | -0.171 | 0.029241 |
9 | 96.85 | 0.029 | 0.000841 |
10 | 96.75 | -0.071 | 0.005041 |
合計 | 968.21 | 1.39029 | |
平均 | 96.821 | ||
分散 | 0.139029 | 0.139 | |
標準偏差 | 0.37287 | 0.372866 |
7.4Vで一通り試射した後、購入店でこれの適正バッテリーを確認したところ、7.4Ⅴでも11.1Ⅴでも対応しているとのこと。
なので11.1Ⅴで撃ってみたけど初速、標準偏差共にあまり変化がない。
ただし、レスポンスと連射サイクルがかなり上がる。
7.4Vではだいたい毎秒14~15発だが、11.1Ⅴになると一気に毎秒21発に上がった。
この銃は電子トリガー仕様なのでスイッチ焼けの心配も少ないから今後は11.1Ⅴで運用していこうと思う。
集弾性チェック
初速チェックが終わったところで集弾性を見てみよう。
条件は以下の通り。
- 環境:室内8m
- スコープ:Novel Arms TAC ONE
- マルイ0.2gプラ弾
- フォアグリップ・バイポッドによる依託射撃
変なフライヤーも少なく良好な弾道。
上半分は1.2倍、下は4倍にズームして撃ってみた。
右目は利き目でないことと視力も悪いので倍率で集弾性が変わったんだと思う。
なので4倍の方がこの銃の真の集弾性だと思う。
・東京マルイ SCAR-H
リポバッテリー化してる以外フルノーマルのSCAR-Hなので比較対象には良いと思う。
スコープやバイポッドなど条件は可能な限り同じにした。
次世代のリコイルもセミで撃つ分にはさほど集弾に影響なし。
SCAR-Hは良くも悪くも重いのでフルオートでも安定してるしね。
ただ重量が800g重いのはやっぱりゲームの後半で堪える。
まとめ
といった感じで自分としてはメインアームの電動ガンとしては最高の相棒だと思ってる。
他の個体は知らないが、とりあえず自分のHK416A5は箱出しで十分満足できる性能だった。
・良いところ
- 正式ライセンスによるリアルな外観
- フルメタル・レシーバの高剛性
- 集弾性の良さ
- スタンダードM4のマガジンなら幅広く使用できる
- 11.1Ⅴ運用が可能なところ
・気になるところ
- ゲーム中に何回か起きたセミロック
- 純正マガジンは専用ハンドルがないとゼンマイが巻けない(六角レンチではない)
- 少しフロントヘビーな感じ
- 少々高い初速で使えるフィールドを選ぶ
有り体に言ってマルイ次世代よりも高価な値段以外はほとんど死角はない気はする。
自分としては10万円前後までなら値段の高さは買うときの一時的な痛みで、その後はむしろ満足感の方が高くていいと思う。(ただし大枚はたいた銃がゴミだったりすると凹むけど…( ;∀;))
マルイのデルタカスタムとも迷ったんやけど、こっちで良かったと思う(たぶんデルタカスタムにしても後悔はなかったとは思うが…)
欲を言えばもう1~2m/s程度初速を下げて使えるフィールドを増やしたいとは思うけどね。
でゎでゎ
最後まで読んでくれてありがとう!
でもランキングも自重で落下します(泣)
落下を防ぐためにもぜひぽちっとお願いします!
にほんブログ村