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 昨年発売されてけっこう話題になった ARMER WORKS DESERT EAGLE .50AE
 初期ロットは割と早く売り切れてしまい買えなかったが、年が明けてセカンドロット(サードロットかも?)が入手できた。 
 初期ロットのレビューで挙げられていたネガティブはかなり解消している気がする。
 単なる個体差かもしれんが…

 ということで、今回は2021年バージョンは初期ロットのネガを改良しているか?のレビューをしてみようと思う。

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初期ロットのネガティブ

Webで挙げられていた不具合

 もう初期ロットのレビューがたくさん挙がっているので、細かいレビューはそっちを参照してもらって、今回は初期ロットとセカンドロットの違いにフォーカスを当ててレビューしようと思う。

 初期ロットを買えた人たちがいろいろレビューしていたけど、それらのレビューで挙がってた初期ロットの不具合は次のようなもの。
  1. 油ギトギト
  2. ブローバックがもっさりしている
  3. 集弾性が悪い
  4. ホップアップのかかりが悪い
 これらの不具合は本当なのか?
 また、不具合はこのロットで解消されているのか?

セカンドロットの状態

油は控えめになった

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 画像ではわかりづらいかもしれないが、たいして油は塗られてない気がする。
 ホンマに油ギトギトの銃はこのビニールに入ってる時点でわかるくらいギトギトだが、ここからはそれが認められない。

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 袋から出してそのままの状態。
 少し合わせ目などから油がしみだしてるけど、ギトギトというほどではない。

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 右側面はセーフティ部分以外はほとんど油のにじみはない。
 ただ、撃って行くうちにセーフティ部分からは油がにじんでは来た。
 これは、AWはセカンドロットからは改善してきた、ということか?

ブローバック

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 ブローバックに関してはかなりガッツリ素早いブローバックが来る。
 自分はマルイのデザートイーグルは持ってないがライトニングホークを持っているので、6インチスライドに換装して比較してみた。
 
 第一印象としてブローバックの質が違う。
 重量があるマルイ製はズッシリしたリコイルで、AW製は素早いリコイルという感じ。
 素早いリコイルとはいってもマルイと比較したからで、他のハンドガンに比べればかなりズッシリ感はある。
 しかもノーズ部分がマルイより軽いのでマズルキックがAWの方が強く感じるので、実銃の.50AEのリコイルをAWの方が再現しているような感じがする。実銃撃ったことないけど…

集弾性

 集弾性については現在ロングショットができる環境がないので室内5mでしか確認できてない。
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 集弾性自体は悪くないけど、サイトの右下に飛ぶところは初期ロットとほぼ同じ。
 クセさえ覚えればもっと中心に当てられると思う。

 あとはTAKE-Rさんの動画を参考に各部をカスタマイズすればもっと良い集弾性になりそうだ。

ホップアップ

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 ホップアップ調整は赤丸のイモネジを回して調整するんやけど、これがM1.3のアーレンキーを使うんやけど、これが付属していないのが海外製っぽい。
 かなり細いサイズで持ってない人もいるかも知れないが、マルイ・マイクロプロサイトを持っている人なら付属の一番細いレンチが使える。

 ホップアップの掛かりについてはロングレンジは未確認だが、室内8mでも掛かりは確認できるので掛からないってことはないと思う。
 これは初期ロットでも掛かるという人、掛からないという人がいるが、1番の原因は油だと思う。
 初期ロットは油がキツすぎてチャンバーパッキンが滑ってるんとちゃうかな?
 あとは、この銃の調整の独特さとこの銃がCO2で最適化されてるせいだと思う(後述)。

ホップアップ調整の注意

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 この銃のホップアップは赤丸内のイモネジをアーレンキーで回すんやけど、特にクリック感もないし、反時計回りに回しすぎると外れてしまう。
 それにこのネジが出っ張るとスライドにブチ当るので、緩めるのはツライチまでにした方がいい。
 で、自分の個体はツライチから約4回転は空回り状態。
 そこからさらに4回転締め込むと弾が出なくなったので、3回転半ぐらいまでがホップの調整範囲だった。

セカンドロットのまとめ

かなりの改善

 初期ロットを触ってないので各レビューからの想像が多分に入るけど、かなりの部分が改善されているんとちゃうかな?
 油に関しては明らかにまともになってるし、ブローバックはかなり調子がいい
 自分が撃った印象はマック堺さんの印象と同じで、マルイを超えているんちゃうか?と思うぐらいだ。

改善が不明な点

 集弾性については悪くないけど、右下に着弾するクセがある。
 初期ロットのレビューでも全体的に下着弾傾向があったのでここは変わっていない。
 スライドとリアサイトの左右のガタ付きもそのままだけど、TakeRさんが紹介しているようなスライドレールの加工をすれば改善しそうだし、リアサイトも調整して固定してしまえば良い。

バレル周りの分解

ピン固定が固い

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 今回、チャンバー周りの構造を知りたかったのでバレル部分を分解した。
 バレルは写真の太いピンを抜くだけでチャンバー&インナーバレルが外れるので構造は簡単なんやけど、このピンを抜くのが固い!

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 その原因はピンがチェッカリング加工されてることだ。
 通常、この手のエンドはローレット(セレーション)加工が一般的なんやけど、こいつはチェッカリングがされてるので、抜き差しの時にかなり抵抗になる。
 おかげで手持ちの小型ピンポンチでは抜けなかったので、ラージサイズのピンポンチを買いに行ったよ。
 多分ブローバックの衝撃で抜けてしまわないようにするための対策なのだと思うが、ピンがこの構造だと抜き差しを繰り返すとピン穴が削れてくるので注意が必要やね。
 あと、このピンのセレーションは左側にあるので、写真のように必ず右側からピンを叩いて抜くようにしないと大変なことになってしまう。

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 このクソ固いピンさえ抜いてしまえばアウターバレルは簡単に外れる。

チャンバー分解

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 チャンバーはモナカ構造でネジ2本外せば分解可能
 ただこのネジも緩み留めがガッツリ塗られているのでプラス山をなめないようにしっかりと抑えて緩める必要がある。

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 ホップアップの構造に関しては上で説明したが、こうやって分解しないとどこからホップアップがかかり出して、どこまで締め込めるのかが分かりづらい構造。
 仕組みはネジを締め込むとネジがホップアップレバーの斜め部分を押し込んでいってレバーが下がってホップアップが掛かる。
 押しゴムは無垢材。
 国産のように中空パイプじゃないので、掛かりの立ち上がりが急激で掛けすぎると詰まるのはこれが原因だと予想できる。

インナーバレル構造

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 ただ実際はバレルのホップアップまどが幅狭タイプでパッキンが硬めなので、中空押しゴムだとしっかりホップアップが掛けられないかも知れない。

CO2仕様が標準?

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 チャンバーパッキンのホップアップ構造はこんな形状。
 ゴムはまあまあ硬め。
 この構造は多分CO2でしっかり効く構造のように思える。

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 このことはマガジンウェルのくぼみからCO2仕様が存在することが想像でき、本国・台湾ではメタルスライド、CO2仕様が標準仕様なんだと思う。
 デザートイーグルの馬鹿でかいメタルスライどをフルストロークで動かすのであれば、あのクソ固いピンの固定法も納得できる。

日本仕様に最適化

 なので国内仕様のガス圧の低いHFC134aで動かすにはバレルとチャンバーパッキンを最適化した方がいいと思う。

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 バレル長は133ミリ
 この長さはマルイ・SOCOM Mk23のものがフィットする。
 Mk23用は幅狭タイプのようだが、TakeRさんは幅広のバレルに交換してた。
 バレルとチャンバーパッキンのタイプが合えばどっちでも使えるようだが、この辺は個人で検証しておくんなまし。

 オレはどうしようかな…

実射レビュー

 ノーマル状態で実射をしてみた。
 今回はデータ採りを失敗したんでノンホップ分しか出せない。スンマソン。
 試射条件は室内5m、マルイ0.20gプラ弾だ。

AW デザートイーグル

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 マガジン温度の低下が8.7度とまあまあ激しい。
 これはたぶん燃費がかなり悪いと思う。
 マガジン温度の下がりが原因と思うが、17発以降初速が急激に落ちている。

マルイ デザートイーグル

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 比較にマルイのライトニングホークでも計測してみた。
 90オーバーの初速もスゴイがマガジン温度の低下が5.4度なのはAWより良い。
 やっぱりHFC134aとの相性は専用設計のマルイ製の方が良いようだ。

集弾性

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 集弾性は全体的に右下に集弾している。
 集団のバラ付きはスライド、バレるのガタが影響しているかも知れない。

インナーバレルの偏り

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 アウターバレルとインナーバレルの間に隙間がある。
 隙間は下側が大きいが着弾は下なので、さらにバレルを上に向ける必要があるかも知れない。
 この辺りは色々試しながら調整するしかないな。

まとめ

 昨年末、タナカがモデルガン、AWがガスガンとデザートイーグルが複数リリースされた。
 タナカのモデルガンも人気だったがこのAWガスガンもかなり人気で、初期ロットはあっという間に売り切れてしまった。
 今年に入ってセカンドロットが入ってきたけどそれなりに改良される気もするし、個体差かも知れない。
 でも今回のAW製は動作性、集弾性でもマルイに匹敵する性能があると思う。

この銃の推し!

  1. リアルな移動量のフルストロークのスライド
  2. マルイに匹敵する動作性、集弾性
  3. 分解不要のホップアップ調整
  4. 実銃と同様のテイクダウン
  5. リアルな外観のマガジン
  6. 日本仕様の注入バルブ
  7. 強いリコイルキック

この銃の引き…

  1. 調整量がわかりにくいホップアップ調整
  2. フォロアスリットがないマガジンはリアルだが残弾がわかりにくい
  3. 不要なのに付いてるマガジンウェルのCO2カートリッジの逃げ 
  4. ピストンの動作が渋くホールドオープン時に残ることがある
  5. 安っぽさが目立つプラグリップ
 今後、調整&カスタムでもう少し集弾性を上げていこうと思う。
 メニューとしては
  1. チャンバーパッキンの交換
  2. インナーバレルの位置調整または交換
  3. ピストンの動作性向上
 初速は十分すぎるくらい出てるのでこの程度で銃の完成度はかなり上がると思う。

 でゎでゎ

最後まで読んでくれてありがとう!

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