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 スタームルガー スーパーブラックホーク
 この銃はおそらくアラフィフを境に人気を二分する銃だと思う。
 で、そのアラフィフ以上がこの銃に熱狂するのはあるマンガの存在なんだが、今回はマルシンがモデルアップしたスタームルガー スーパーブラックホーク7インチモデル、ヘビーウェイト、木グリ仕様の2020年ロットをレビューしようと思う。

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サマリー:銃の概要

ドーベルマン刑事の愛銃

 この銃の熱烈なファンはおそらくアラフィフ以上だと思う。
 その理由は1975~79年に少年ジャンプで連作していた「ドーベルマン刑事(デカ)」の影響だと思う。
 この漫画の主人公、加納錠二が愛銃ブラックホークで凶悪犯をバンバンぶっ倒していくのは当時のワイルドな刑事ものの中でもぶっ飛んでワイルドだった。
ド外道がぁぁぁーーーー!!!
ドゴーーーーン!!!!
ってのが決まり文句とその銃声。
 加納錠二は右手首を掴んでサポートする独特の構えも強烈に記憶している。

モデルアップはマルシンだけ?

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 そういったコアなファンがいるにはいるが、それ以外の人には響かない銃なのかもしれない。
 なのでこのモデルをガスガン化しているのはマルシンだけ(だと思う)。
 7.5インチと10インチの他に4.62インチというピースメーカーみたいなショートモデルがあるみたいなんやけど、マルシンはかなりWebサイトのやる気がないので、どんなモデルがラインナップしているのかがわかりづらいんよね。
 でもやっぱりスーパーブラックホークは7.5インチが一番バランスが良いと思う。

レビュー:開封

ヘヴィウエイト樹脂の重量感

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 好き好きはあると思うが、自分はハンドガンはヘヴィウェイト樹脂推しだ。
 ゲームに使うなら強度はABSよりないし、重いし、良いことは少ないかもしれない。
 でも、グリップ部分だけで重量を稼いでるハンドガンより、全体的にズッシリ来る方が好みだ。
 特にリボルバーはヘヴィウェイト樹脂の方が良い。
 どうせカート式だしゲームに使うことは考えない…

外観

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 マットなボディに木グリがカッコ良い。
 この銃は長いバレルも似合うけど、自分としてはやっぱ7.5インチが一番エロくてエモいと思う。
 巨乳は好きだけど、それでも大き過ぎると萎えるのと同じだ。←ナンノタトエ…( ̄▽ ̄)

木グリ

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 自分はどちらかというと古めの銃が好きだ。
 なのでポリマーフレームの銃より木と鉄の銃の方がエモいと思ってる。
 特にリボルバーは木グリが好きなんだが、実銃用がそのまま使えるモデルガンと違い、ガスガンはグリップにガスタンクを持つ関係で使えるグリップに制限がある。
 それならタナカにしろ!ってことなんだが、やっぱリアルカートの魅力には抗いがたい…

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 銃の動作に難があることが多いマルシンだが、この木グリは良い仕事してる。
 チェッカリングがないスムースグリップだ。

 シングルアクション・リボルバーのグリップってだいたいどれも握りやすいんよね。
 なんでダブルアクション・リボルバーは太いのが多いんやろ?
 特に大口径。

フレーム回り

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 スーパーブラックホークはこのフルートの無いシリンダーも特徴の一つ。
 この銃は頑丈さだけが取り柄、と言われたこともあった。

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 この感じがタマラン!
 ノンフルートのシリンダーに44マグのドデカい弾頭。
 シリンダー下の刻印もなかなか良い。

ローディングゲート

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 スイングアウトしない銃はこうやってローディングゲートを開けてリロードする。
 その時、シリンダーがフリーになってないとくるくる回して弾込めができない。

 シングル・アクション・アーミー(SAA)なんかはハンマーをハーフコックにしてシリンダーをフリーにするが、この銃はローディングゲートを開けただけでシリンダーがフリーになる。
 これをローディングゲート・メカニズムというらしい。
 機構は知ってたが、名前は知らんかった。Wikipediaの受売り。

ハンマー

 
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 この大きくコッキングしたハンマーもシングルアクション・リボルバーの特徴とちゃうかな?
 ダブルアクション・リボルバーはダブルアクション機構の都合でこんなに大きくコッキングしない。
 なのでレバー比の関係でシングルアクションのハンマーコッキングの方が軽くてシアのかかりも心地良い気がする。
 その心地良さはトリガー構造の単純さに起因してると思う。

ファイアリングピン

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 ファイアリングピンの表現はない…orz
 ガスガンの動作には関係ないけど、こういうところはもう少しちゃんとして欲しかった…

サイト

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 リアサイトは上下、左右の調整式。
 このモデルもちゃんと調整機構は実働する。

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 サイトピクチャーはこんな感じ。
 サイト長が長いので方向性は出しやすいけど、今どきの銃になれてるとフロントサイトが小さく見える。
 フロントサイトは金属製で、近くで見るとバレルとの質感ギャップが若干気になる。

バレル

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 すらっと伸びたバレルはこの銃の魅力だが、その下のアシンメトリーなエジェクターシュラウドが良い。
 これはスイングアウトしないシリンダーの特徴。
 ドーベルマン刑事第1話では射撃訓練あとの加納錠二がスイングアウト、リロードをしている表現をしてしまい、これが黒歴史として残っている。

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 ただ少し気になるのがこのバレルとエジェクターシュラウドの色味の違い。
 これはバレルがプラ、エジェクターシュラウドが金属黒染めから来ているのだが、どうせならここも塗装で仕上げて統一した方が良かったと思う。
 そのうち手を入れたい部分。
 シュラウド材質は磁石がくっついたのでスチールだと思われる。

ハンマーとトリガーの色

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 色といえば、以前のモデルはハンマー、トリガーも黒染めだったが、現行版はシルバーになっている。
 どっちが正しいかは実銃を見たことないのでわからんが、MEDIAGUN DATABASEの写真ではハンマーはシルバー、トリガーが黒になっている。
 どっちが正解なのか?
 生産ロットによって違うのか?
 よくわからんので、調べてそのうち黒染めにするかもしれない。
 ハンマー、トリガーの材質は磁石が付かなかったので亜鉛合金だと思う。

デタッチャブル・シリンダ

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 スーパーブラックホークはデタッチャブル・シリンダだ。
 シリンダ前のピンを押さえてベースピンを抜く。
 その後ローディングゲートを開けばシリンダが丸ごと外れる。
 スイングアウトしないシングルアクション・リボルバーはこうやってシリンダごと取っ換えてしまう、というクイックローディング方法がある。

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 でも実際にやろうとするとベースピンの切り欠きがけっこうタイトでお世辞にもクイックロードとはいかない。
 まあ、こういうこともできる、ということで、そんなに実用性があるわけではない。

レビュー:実射

初速

 この手の銃で初速計測は無粋かもしれないが、意外と悪くなかったのでちょっといつもの表とグラフを出してみる。
 ただ今回はリアルカート・リボルバーなので、銃の特性よりカートリッジの特性が出やすい。
 なので6発ごとに2階の計測、といういつもと違うデータの取り方をした。
 試射条件は室内(室温18~19℃)、マルイプラ弾0.20g。

1回目

table_1
gragh_1

2回目

table_2
gragh_2
 今回、1回目と2回目でかなり初速が違う。
 たぶんこれは1回目でガスが適度に抜けてガスの気化スペースが増えたためだと思う。
 2回目のタンク温度がないのは計り忘れだ…orz

集弾性

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 今回もいつもの室内5メートル、マルイプラ弾0.20gで試射した。
 狙点は中心の”A"の文字を6時照準。

 今回一番感心したのはその集弾性の良さだ。
 ホップアップ調整はデフォルトのままで調整していない。
 理由は
  • 5メートルの近距離なこと
  • ホップアップ自体がつまづきホップアップで性能が微妙なこと
  • リアルカートリッジはカートごとのバラつきがホップアップに悪影響が予想できること
 全体的に左寄りだがまあまあ良い結果だ。
 リアサイトは調整式なのでこの程度の左偏なら十分調整可能だ。

まとめ

初速

 マック堺さんのレビューでも言ってたが、今回ロットのスーパーブラックホークはかなり集弾性が良くなってるようだ。
 マルシンは性能的には全く信頼できない、というのが長年身体に染みついているので、これはうれしい誤算。
 ただしマルシンはガス機構に設計上の欠陥を抱えてることが多く、経年変化でガス漏れが発生するのは軽く覚悟しておいた方が良い。

この銃の推し!

  1. リアルな外観
  2. 重量感たっぷりのヘヴィウェイト樹脂ボディ
  3. 外観、握り心地ともに良好な木製グリップ
  4. リアルカートリッジはロマン最高!
  5. リアルカート仕様の割には安定している初速
  6. 意外と良好だったグルーピング

この銃の引き…

  1. 樹脂と金属部分の質感のギャップ
  2. 経年でガス漏れ出すかもしれないマルシン・クオリティ
 正直、この銃はさわって楽しむモデルガン的要素が強いので、これほどの外観を持っていればほとんど不満はない。
 むしろ撃っても高いレベルで遊べるので加点が多い。

 でも、絶対性能的にはガスブロ・オートとは比べるべくもないやろうし、マルイやタナカのようなカートレス・リボルバーにも及ばないかもしれない。
 しかしそんなものは吹き飛ばす楽しさがある。
 リボルバー・フリークにはぜひとも一度触ってもらいたい銃だ。

 でゎでゎ

最後まで読んでくれてありがとう!

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