VSR-10 Gスペックってどんなエアガン?
メーカー:東京マルイ
言わずと知れた国内エアガン最大手メーカー。しかし、エアガン業界に本格参入したのは一番遅い部類。
1991年にセミ・フル切り替え式の電動ガン、FA-MASを引っ提げてエアガン業界に参入。
現在の電動ガンの基礎は東京マルイが開発した機構がベースとなっている。
現在はガスブローバック、エアコッキングの製品も数多くリリースしている。
特徴
VSR-10 GスペックはVSR-10 プロスナイパーシリーズをサバイバルゲーム向きにモディファイしたモデル。重心を切り詰めサプレッサーを標準装備とし、ボルトの開閉角度を小さくしてスコープとの干渉を低減。
固定サイトはオミットしてスコープ用のレールを標準装備とした。
ただし、このレールはマルイオリジナルで一般的なピカティニーレールとは規格が異なる。
☆ このエアガンをおススメできる人
- 一発必中のスナイパー
- 前線に突撃する凸砂
- 隠密行動が得意なスナイパー
- プリンキング(的撃ち)メインのお座敷シューター
- ボルトアクション・ライフル好き
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東京マルイ VSR-10 Gスペック
箱出し
パッケージング
ムダに大きくなってきている最近のパッケージからは想像がつかないくらいコンパクトなパッケージング。輸送コストのことを考えてもこの方が正解だと思うのだが…外観
マルイオリジナルデザインと言われているVSR-10だが、モチーフとなっているのはレミントンM700だと思う。Gスペックはプロスナイパーのバレルをブルバレル化して切り詰めたカスタムモデルとして、サプレッサーを標準装備としている。
専用サプは正ネジ仕様なので外品を使いたい場合は別売りの変換アダプタを使用する。
マズル
マズルは切り落としスタイルで、内側にサプ用のスレッドが切られている。真鍮性のインナーバレルはスレッドの奥にあるのでそんなに目立たない。
ハンドガード
マガジン
賛否両論のVSRのマガジンだが、自分としてはそんなに使いにくく感じない。まあ使いやすくもないが…
装弾数は30発。
自分としてはストックからはみ出しても良いからもう少し弾の入るマガジンが欲しい。
ゼロインする時にすぐ弾がなくなるんよ…
トリガー
トリガーは細身のものが使われている。トリガーストロークやプルの調整が簡単にできる。
この辺りがVSRシリーズが初心者からベテランにまで好まれるところだと思う。
サイト/レール
アイアンサイトはオミットされている。写真のレールは社外品に交換している(Novel Arms製)。
オリジナルのレールは社外のスコープマウントが付かない。
レール・スロットのピッチが違うからだ。
変なところに独自規格を持ち出して囲い込みをしようとするのがマルイの悪いクセ。
…というか、おもちゃメーカーがよくやる手法だ。
ボルト
ボルトは引きがスムーズでそんなに重さも感じない。慣れればかなりの速射も可能。
開閉角度が小さいので素早いコッキングができるのだ。
VSR-ONEはなぜかGスペではなくプロスナのハンドルを流用したので、この開閉角度が大きい。
おそらくこのバカデカいハンドルを採用したためだろうが、Gスペに慣れた身としてはこのハンドル角度はけっこう鬱陶しい。
ストック
古典的な曲銃床。今時はスナイパーライフルもピストルグリップが流行りだが、自分はこっちに慣れてるので特に不便を感じない。
ラバー製のバットストックも滑りにくくて使いやすい。
ただし長さの調節が普通にはできないので、プレキャリなどをつけるとちょっと長く感じるかもしれない。
ホップアップ調整
ホップアップ調整はバレル横のレバーで行う。直線操作でクリック感がある。
直感的に操作できて良き。
個人的には後発ライフルのダイヤル式よりこちらの方がスコープを覗いたまま操作しやすい。
ダイヤル式は手の動きが大きく、スコープを覗いたまま操作しにくい。
まあこの辺は好みと慣れやとは思うが…
拡張性
拡張性はほぼ皆無。バイポッドとスコープを付けるくらいしかできない。
が、自分的にはこれで必要十分なので不便を感じない。
通常、ゲームでこれ以上のものが必要とは思えんのだが、色々つけたい人は他の銃の方がいいかもしれない。
サプレッサー
専用サプはけっこう消音効果が高い。10m以上離れたらほとんど発射音は聞こえないと思う。
スナイパーは身バレすると電動ガンの餌食になるので、凸砂でもサプは付けて行きたい。
というか、凸砂こそ近距離でも身バレしないようにサプが必要だと思う。多少の取り回しを犠牲にしても…
実射
今回レビューする個体は購入時期を正確に憶えてないけど、少なくとも10年以上のものだ。 VSRはロットによって微妙に差異があったり、メーカーの仕様変更があるみたいなので、最新ロットとは結果が異なることを了解してほしい。
ちなみに内部カスタムはしてない。トリガー調整以外だけだ。
初速
◆ テスト環境
- 使用弾:東京マルイ・プラ弾・0.20g
- パワーソース:エアコキ
- 室温:18℃
Non-Hop
- 最大値:91.38m/s
- 最小値:90.10m/s
- 最大ー最小: 1.28
- 平均値: 90.70m/s
- 標準偏差:0.38026
初速は全弾90m/s以上の数値を示してる。
二乗偏差はちょっと凸凹してるけど、ノンホップならそんなに着弾に影響しないと思う。
実際、ゲームでこいつをノンホップで使うこともないし…
Full-Hop
- 最大値:95.10m/s
- 最小値:93.75m/s
- 最大ー最小: 1.35
- 平均値:94.26m/s
- 標準偏差:0.29265
フルホップにすると初速が上がるのはこの手の銃ではよくある話で、先日のVSR-ONEも同様の傾向があった。
加速区間であるバレルの内部容量とシリンダ容量が最適だとこうなることが多いと思う。
初速だけでなく二乗偏差も標準偏差もフルホップの方が良い数値。
13発目がちょっと特異点気味だが、これがなければもっといい数値だった。
Mid-Hop
- 最大値:93.70m/s
- 最小値:92.62m/s
- 最大ー最小: 1.08
- 平均値:93.26m/s
- 標準偏差:0.28874
ホップアップレバーはちょうど真ん中に合わせた。
初速はフルホップとほとんど変わらず、二乗偏差、標準偏差はさらに良くなった。
だいたいこの辺のホップアップ・ポジションが一番よく使うので、実用性は高い。
だいたいこの辺のホップアップ・ポジションが一番よく使うので、実用性は高い。
集弾性
室内8mの距離なんで、ボルトアクションライフルの試射としては全く距離が足りないが、まあ何かの参考に…◆ テスト環境
- 使用弾:東京マルイ・プラ弾・0.20g
- パワーソース:エアコキ
- 室温:18℃
- 距離:室内8m
- その他:スコープ(Novel Arms TacOne)、バイポッド使用
■ 1回目
■ 2回目
慣れてるせいかVSR-ONEよりもちゃんと当たってる手ごたえを感じながら撃てた。
慣れた銃だと着弾が見えなくても、スコープ越しの弾道でだいたいどこに当たったかわかることがある。
まとめ
箱出しで90m/sは出てるので、30〜40mは余裕で、50mでも十分有効射程になる。押出しエアだけのエアコキだから、良いスコープがあれば電動とも十分渡り合える(位置取りと身バレしないことが条件だが)。
まあ、今にしてみればこの性能で実売2万円を切る価格はメチャクチャ安いと思う。
2004年発売以来、後発モデルがいくつも出てるが、結局1周回ってVSRに戻ってきたゲーマーは多いんやないやろうか?
ボルトアクション・ライフル界のヘラブナ、ともいうべきなのがGスペなのかもしれない。
☆ この銃の推し!
- 軽くて取り回しのいいボディ
- 箱出しで40mヘッドショットが狙える性能
- 消音効果の高い付属サプレッサー
- 調整のしやすいトリガー
- 豊富なカスタムパーツ
- 安い!
★ この銃の引き…
- 社外スコープがつけにくいレール
- 低い拡張性
- 長さ調整できないストック
- 使いにくいと評判のマガジン
- 古臭い外観
- 沼りやすいカスタム
最後まで読んでくれてありがとう!
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