東京マルイがUSPUSPコンパクトのモックアップを発表したのが2013年3月ごろですか。
 で、コンパクトは2年後の2015年4月に先にリリース。

 フルサイズのUSPはその前の2014年に電動がリリース。
 エアコキはもっと前から発売されてたからすぐにでも出てくるかと思ってたら、その後全く出る気配が無く、やっとこ2017年模型ホビーショーで量産品相当の可動モデルが出てきた。

 なので年内にもリリースされるか?と思ったが、結局越年することとなり、1月17日、満を持過ぎて疲れ果てたユーザーの前にフルサイズのUSPガスブローバックは姿を現した。
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◆ マルイがよくやるチート 
 モックアップが出てからが長い…
 これが巷での東京マルイの評判

 まあ、商売上の戦略でもあり、いくらマニアの多様なニーズがあるとはいえ、人気機種は限られてるので、そのリソースは早めに自社に取り込みたい気持ちもわかる。

 が、しかし!
 どうもマルイは業界トップの王者でありながら、つば付けだけしてあとは放置、というチートプレイが目立つ。

 たしか自分がまだ第1次暗黒サバゲ時代真っ只中のころの1991年、門外漢だった東京マルイがこの世界に切り込みをかけてきたときも発表後発売が何度か延びたような記憶がかすかに…
 あの頃はまだ時代はBV方式の外部ソースがサバゲの全盛で電動ガンは全く未知のシロモノ。
 純粋に技術的な難しさがあったのかもしれないが、その後もマルシンUZIぶっ潰し事件(詳細はマック堺チャネル『忘れてしまいたいエアガン』の回参照)のようなイケズな商売戦略をとってきたりする。
 そんなことがあるから最近ではKSC AK74Mのリリース間際に次世代AK47のリリース発表をしてきたのもちょっとイケズをしたように見える。


 で、肝心のフルサイズUSPだが、2012年、先に45口径のモデルをKSCがリリースしている。
 その直後の2013年3月にモックアップの発表だから、KSCの商売の邪魔をするためにモックアップだけでっち上げた、とのそしりを受けるのも当然か?
 なんせ発表からリリースまでに5年もかかってんだからね~
 仮にKSCの妨害じゃないんだったとしても、じゃ、開発計画とかマネジメントがダメじゃね?

・さらにもったいつける…
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 で、9月の模型ホビーショーで試作品の発表があり、12月大阪であったショットショーではM45A1の実動試作品とともに展示されていた。
 展示ブースに例のシマムラさんがいらっしゃるので発売時期を訊いてみると、
「USPは年内、M45A1が少し遅れて年明け早々」とのこと。

 しかし、USPは年内にはリリースされず、M45A1に至ってはいまだリリース時期さえ発表されない(そういえば模型ホビーショーで”隠し玉”と言われて出てきたM&PL PC-Portedは再び隠されてしまった…)

 そして、松も取れた2018年1月17日、ようやくUSPは発売されたという運び。
 販売店側としては絶対に年末年始商戦に間に合わせてほしかったと思うが…

◆ 買うかどうかの葛藤 
 今回、わりとよく聞いたのが
  • 『待ちくたびれた』
  • 『今さら…』
  • 『コンパクト持ってるから買わんでいい…』
  • 『KSCあるからいらん』

 もうほとんどUSPは商機を逃してしまってると言っていい。

 KSCから45口径コンパクトなど、同じ東京マルイからコンパクトやUSP派生のHK45なんかも出てて全く新味がない。


 しかもこのUSPの後、M&P L PC PortedM45A1と立て続けに実動試作品を発表し、しかもその両サイドを次世代AK47ガスブロ89式が固めている。


 ここしばらく、派生モデル(特にM4系)や色違いのモノばかりでお茶を濁していた東京マルイが何をトチ狂ったのか、ブランニューモデルを大量発表してきた。

 さすがにこの豹変ぶりにユーザーがついて行くのは難しく、このリリースラッシュのラインナップで一番新鮮味が無く、いまいちインパクトに欠けるUSPは購入回避の話もよく聞くようになった。


 自分自身、ショットショーで空撃ちした時点ではかなり購入に乗り気だったのだが、家に帰ってHK45と手持ちのエアコキUSPを握り比べてみて一気に買う気が萎えてしまった…

 下の動画はショットショーのマルイブースで自分が空撃ちテストをしたときのモノ。


・USPならコンパクトの方が…

 自分はホントはコンパクトなハンドガンの方が好き。

 手が大きくないこともあるし、携帯もコンパクトな方がジャマにならずラクだからだ。

 ならUSPコンパクトの方が良いのだが、コンパクトなガスブロの場合はここにガス特有のネガティブがある。

 そう、マガジンの冷え容量だ。

 コンパクトオートとしてはグロック19,26を持っているが、やっぱりマガジンの冷えは18より早い。


・MPSのマウント問題

 加えて先行発売されたマルイのマイクロプロサイトのマウントがUSP用のモノがコンパクトには使えない、というネガも加わる。

 この辺、マルイは商売が巧いなと。


◆ 箱出しレビュー 

 そんなこんなで結局買っちゃいました!( ̄▽ ̄)ハッハッハ

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 今回のパッケージは24とは関係なので例の字体は使わず、ごく普通のフォントで表記。

 艶消しの黒にグロスラインで十字を表現。


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 中も艶消しの黒尽くし!

 この辺の演出はマルイさんは上手いね~


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 銃本体、増設レール、マガジン。

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 附属品は左のロゴが印刷されている部分に封入されていた。

 フォロアストッパ、アーレンキー(レール用)、マズルキャップ、BB弾。


・重量

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 銃本体は463g。

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 空マガジンは260g。

・外観:左側

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 モデルアップされたのはヴァリアント1。

 セーフティレバー、スライドリリースレバーは左のみ、マガジンキャッチレバーはアンビ、シングルアクション/ダブルアクション。


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 左の刻印はHK USP、9mm×19、シリアルナンバーなど。
 そういえば9㎜×19下の記号のようなマークはなんなんでしょう?

 左のブロッコリーのようなマークはフレーム側にもありますね~


・改良されたセーフティレバー

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 ヴァリアント1は左側にコントロールが集中しています。

 セーフティレバーデコッキングレバーも兼ねていて、上に上げると安全状態、一段降ろすと発射可能状態、さらに下げるとデコッキングされて発射可能ポジションに戻ります。


 このセーフティレバー操作はHK45と同じなんですが、若干変更されているようです。

 というのは、HK45の時に感じたのですが、セーフティを外す操作をM1911と同じように操作するとちょくちょくデコッキングまで行ってしまい、初弾がダブルアクションになってしまう、ということがありました。

 発射可能ポジションからデコックのシアが落ちるまでのストロークが短いためなんですが、USPではこのストロークを少し長めに取り、ちょっと固めにしてあります。


 HK45の時はセーフティを外す動作はちょっと慣れが必要で、ついついデコックまで行ってしまうのをやらかした。

 なのでゲームの時はコック&ロックが使いづらいのでハンマーを落とした状態でダブルアクションで携帯することが多かったです。


 でもUSPの場合は格段にセーフティレバーが使いやすくなったので、コック&ロックのロックンロール状態で初弾発射がスムーズになったのはとても良いと思います。

 自分としてはUSPがHK45よりも優れている点の数少ないポイントです。


・外観:右側

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 ヴァリアント1はコントロールが左に集中しているので右側はホンマに殺風景。


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 右側が左側よりにぎやかなHK45とはだいぶ違ってて、グロックみたいだ。

 こうやって3丁並べると、無骨だと思ってたグロックも何か流麗に見えるくらいHKの銃ってゴツイ気がする。
 同じドイツ語圏内でもドイツとオーストリアの気質の違いを感じる。

 質実剛健のドイツ、音楽の都ウィーンを擁するオーストリア、って感じだ。


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 左はグリップの刻印もそっけない。

 シリアルナンバーのみ。


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 ミリタリーの銃っぽく後にはランヤードリンクがある。

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 スライド右側には刻印無し。殺風景!

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 チェンバーカバーにはHK、9mm×19、シリアルナンバーが刻印される。

 フレームにはマルイの銃の最大の萎えポイント(怒)、東京マルイとメイドインジャパン、ASGKの刻印…( ;∀;)

 ASGKはともかく、それ以外の刻印って要るかなぁ…

 これを無くすか、もっと目立たないようにすれば売り上げが5割は上がると思う(←極端?でも2割くらいなら…


・グリップ

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 グリップはサイドのシボと前後のチェッカリングで滑りにくくて良い

 このグリップ感はゲームの時にありがたいです。

 ただHK45と比較するとちょっとグリップが太く、握りづらくはないですがコントロールレバー系に親指が届きにくいのがこの銃の最大の難点

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 ちなみにHK45の美点はなんといってもこのグリップだ。

 グリップそのものもエルゴノミクス・デザインで握りやすく改良されているうえ、バックストラップ交換でさらにサイズを調整できる。

 ダブルカラムの45口径が9ミリより握りやすいなら、自分なら実銃でもこっちを選ぶと思う。

 ならなんでUSPを買ったんだって?

 それは後で書きます。


・マガジンは自重で落下します
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 マガジン挿入口は大きくて使いやすい。

 ダブルカラムに慣れるとM1911のようなシングルカラムのマグチェンジってちょいちょいしくじる。


 マガジンの抜き差しは軽く、マガジンが自重で落下するのはマックさんのレビュー動画でも紹介済み。

 今回このUSPはマックさんの動画配信より先に買ったので先にアップしたかったなぁ~( ;∀;)


・ハンマー

 自分がグロックをあまり好きでなかったのはハンマーが見えないからだ。

 ハンマーが見えないとコッキングされているかどうかがすぐにわからない。

 それを防ぐために一部のストライカー式オートにはコッキングインジケータを付けたものがある。


 それでもハンマーがある方がわかりやすい(グロックなどトリガー位置でコッキング状態を見るのはわかりにくい)。

 でもハンマー式には弱点が一つある。

 ドロウ時にハンマーが衣服などに引っかかる、というもの。


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 なのでこの銃のようにハンマーのスパー(角部分)を削り落としたものもある(例:WA S&W M6906)。

 UPSコンパクトもその手法を取っている。


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 比較的スパーが露出しているUSPだが、HK45はかなり露出が少ない。

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ハンマーダウン状態。
明らかにHK45の方が出っ張りは少ない。

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ハンマーフルコック状態。

 この辺り、実銃はHK45の方がUSPよりも後に出ているので各部が改良されている。


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 ドロウ時に引っかかるのがヤなので、ゲームの時は個々にサイドアームを挿してある。

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 奥まって見えづらいがファイヤリングピンはモールドで表現されている。

 こういうところ、マルイは芸が細かい。


◆ 実射レビュー 

 今回のUSPを一言で言えば

撃ってナンボ!

である。


・ハードキック・リコイル

 新鮮味がないだの、グリップが太めだの、HK45の方が握りやすいだの、ゴタクを言ったが、撃てばわかる。

 撃てば欲しくなる、って感じだ。

 その理由の一つがこの銃のハードキック・リコイル

 よくガスガンのリコイルを表現するのに、

素早く鋭いリコイル

ずっしり重いリコイル

というのがあるけど、このUSPのリコイルは

鋭いのに重いリコイル

って感じ。


 手持ちのどの銃とも違うリコイルで、あくまで主観なんだけど

  • グロック18C:鋭いリコイル系 スピード:5 重さ:3
  • M1911A1(マルイ):重いリコイル系 スピード:3~4 重さ:4~5(気温による)
  • M1911A1(WA):重いリコイル系 スピード:1 重さ:5
  • CZ75(KSC):鋭いリコイル系 スピード4 重さ:4
  • CZ75(CO2):鋭いリコイル系 スピード7 重さ:5
  • HK45タクティカル:重いリコイル系 スピード:2 重さ:4
  • USP:鋭く重いリコイル:スピード:4.5 重さ:5

 コントロール系がM1911系のポリマーオートということで今回比較されることが多かったHK45USP

 実銃ならたぶんHK45の方を選ぶと思うが、マルイのガスガンとしてはUSPの方が1枚上手だ。

 さすが最後発だけはある。

 操作系ではすべてがUSPを上回るHK45なんやけど、撃った途端に『ああ、やっぱコイツの方が気持ちE!』

 たとえるならば、巨乳でスタイル抜群のお姉ちゃんをHK45とすれば、ナニをしたときの具合が一番良いのがUSPって感じだ。

 スペック、スタイルでは勝ってても、ヤッてみたらこっちの方が具合が言い、ってのは確かにある。


・弾速チェック

dansoku_usp
 弾速をチェックしてみた。

USP
1 68.35
2 70.21
3 70.55
4 69.38
5 70.45
合計 348.94
平均 69.788
分散 0.686256
標準偏差 0.828406

 標本数が少ないのであまり参考にならないけど、弾速の平均は69.79m/s。

 なぜか初弾の数値がやたら低いので弾速のバラつき(分散・標準偏差)が悪い。


 参考までにHK45。

dansoku_hk45t
HK45
1 70.75
2 69.73
3 70.56
4 69.93
5 68.78
合計 349.75
平均 69.95
分散 0.48596
標準偏差 0.697108

 HK45は銃自体がこなれてるせいもあるが各回のバラつきが少ない。


 つづいてグロック18C。

dansoku_glock18c
GLOCK18C
1 70.83
2 69.42
3 69.37
4 69.21
5 68.5
合計 347.33
平均 69.466
分散 0.574104
標準偏差 0.757697

 グロックもHK45以上にこなれているのでこちらもバラつきは少ない。

 弾速はどれも同レベルの70m/s弱。

 見事なくらい同じだ。


【参考】
 だいたいどこのブログでも弾速をいくつか測って平均値を求めるくらいはしてるけど、銃の性能やカスタムの良し悪しを判断したいのであれば、標準偏差を使うとより判断材料になると思う。
 標準偏差と聞くとめんどくさそうだが、難しい公式は置いといて、エクセルに関数を張り付けるだけで簡単に出る。
 標準偏差を出す関数は『STDEV.P』。
 具体的には
=STDEV.P(【データセルの最初】:【データセルの最後】)
を数値を出したいセルに入力すれば標準偏差の数値を返してくれる。
 この標準偏差の数値が小さければ小さいほど弾速のバラつきが無い良いカスタムということが言える。
 いくら高い弾速を出せてもバラつきが大きいとホップのかかりも不安定になり、狙えない銃になってしまうので意味がない。
※ちなみに『STDEV』 関数にはSTDEV.PのほかにSTDEVP、STDEV.Sと似たのがあって、間違えると帰ってくる数値が変わるのでご注意を。

・アキュラシー
  本来はここで的撃ちをした写真を乗せるべきなんやけど、なぜか写真が残っていない。
 iCloudの陰謀か、iPhoneがバックレたのか、写真が残ってない。
 なので文章だけになるが、弾道は極めて優秀でグルーピングもまとまっている。
 ただ、自分のサイティングのクセがまだ銃になじんでいないのか、全体的に狙ったところよりも下に着弾する。
 なのでもう少し撃ってみて再び評価してみたいと思う。

◆ まとめ 
 一度ゲームに持ち込んでみたが、特有のハードキックとやっぱり少し握りづらいグリップ、不慣れな自分(UPSを買って2日後のゲームだったからね)のせいもあり、けっこう反動を持て余した。
 ただ、この辺は慣れでなんとかなる部分だと思う。
 それよりも冬場のゲームでポケットで温めた程度でも快調に動作するのはさすがだ。

・良いところ
  • 手にガツガツ来るハードキック・リコイル
  • 低温時でも動作する作動性
  • 安定した初速と高い命中性
  • 操作しやすいコントロールレバー。特にセーフティとデコッキングの操作性は上がっている。
  • 精度の高いチャンバー回り
・悪いところ
  • 手の小さい人には握りづらい太めのグリップ
  • コントロール系がアンビでないので左手で扱いにくい
  • 良くも悪くもキックが強いのでゲームでの使用には慣れが必要
  • そのうち何とかなるとは思うが、やたら固いスライドリリースレバー

 チャンバー回りの機密を取るのに定番のシーリングテープをチャンバーとバレルの継ぎ目に巻いてみたんやけど、チャンバーケースとパッキンのクリアランスがものすごく狭く、テープを巻いたらチャンバーケースが締まらない。

 たぶん、チャンバーケースでパッキンを締め込んで機密を取ってると思うので、外径が細いバレルでも使わない限り、その手の手直しは不要なのではないだろうか。


 というわけで、買って正解のUSPでした。


 次回はマイクロプロサイトを載っけてみようと思う。


 でゎでゎ

最後まで読んでくれてありがとう!

USPを上げたり下げたりですんません。

でもこのブログのランキングも自重で落下しっぱなしです(泣)

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