マルイ・エアコキファンの皆さん、こん○○は。
 今日は東京マルイのエアコッキングハンドガン、M1911A1を紹介します。

 私が買った最初のマルコキはCZ75 1stですが、その出来が良かったので自分自身CZと同じぐらい好きなM1911A1のエアコキも購入しました。
 このM1911A1はチキンブリトーさんのブログの分類でいうところの第3世代(一体型スライド、ハンマートリガー連動、フィールドスリッピング可能)となります。

 巷の評判通り、素晴らしいできの銃でした。

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◆ 概 容 
 今までレビューしてきたマルコキは以下のとおり。
  1. USP .40フルサイズ
  2. CZ75 1st 18禁
  3. CZ75 1st 10禁

 レビューする銃の兼ね合いで購入順にはレビューしていなくって、このM1911A1は2番目に買ったもの。

 マルイのエアコキは価格のわりに評判が良く、18禁モデルにあるものは基本的に10禁にもある。

 で、マルイの10禁にもM1911A1はある。

 たしかにあるにはあるのだが、10禁は割り箸マガジンの旧世代になってしまう。

 なのでフルサイズマガジンのM1911A1は18歳以上の大人の特権なのだよ、ふっふっふ…( ̄▽ ̄)


◆ 箱出しレビュー 

・外観レビュー
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 パッケージは銃とカートリッジのオーソドックスなもの。
 やっぱり45口径のドングリのようなブリッドのカートはテンションが上がる。

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 開けるとこんな感じ。
 底の発泡スチロールは普通の白いものだけど、真ん中にコルトのロゴがあるのがなんとなく気にいってる。

・全体
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【左側】

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【右側】

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【マガジン】

 写真の反射具合でもわかるようにフレームはわりとプラの質感が出てしまっているが、スライドはけっこう艶が抑えられていてリアルな感じ。

・各部(前部左側)
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 角度次第ではフレームもスライドに近い質感に見えんでもない。
 ただ、トリガー、マガジンキャッチリリースレバーは真っ黒でいかにもプラスチッキー。

・各部(後部左側)
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 後ろもサムセーフティ、マガジンキャッチボタンなどがいかにも樹脂っぽい。

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 この角度から見るとハンマー、グリップセーフティ、サムセーフティの質感の違いがよくわかる。

・各部(グリップ)
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 グリップはチェッカリングにごまかされてる部分もあるがまあまあな質感で、握り心地も良い。
 グリップの握り心地はM1911A1の持ち味やからね。

・各部(ハンマー部)
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 ハンマーは稼働する。
 コッキングも可能。トリガーを引けば落ちる。
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 ファイアリングピンが再現されている。
 この辺も造詣が細かい。
 フレームのレールは一部モールドで省略表現されている。

・各部(前部右側)
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 刻印はこんな感じ。
 シールを張ったままだがすぐにはがせる。

・各部(後部右側)
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 ここには東京マルイやメイドインジャパン、ASGKの萎え刻印が健在!
 パテ埋めしたくなる。

 銃右側にコントロールは無くさっぱりしている。
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 サムセーフティーは実銃はコック&ロックだが、エアコキはハンマーが落ちててもかかる(未撮影)。
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◆ 通常分解 
 通常分解とは表記したがマルコキの分解はメーカー非推奨なので失敗して破損、組立て不能になってもメーカーの対応は冷たいと思うのでその辺覚悟の上でやってほしい…ってか、自信のない人はやらないでほしい。

1.スライドストップ・リリースレバーを外す
 分解のお約束、マガジンは抜いておく
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 スライドストップ・リリースレバーを右側から押して外す。

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 メインスプリング、リコイルスプリングなどのテンションがかかってるのでちょっと固いが「外れる」と強く信じて強く推すとこれぐらい浮くので引っ張って外す。

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 スライドストップ・リリースレバーを外すとスライドが前に抜ける。

2.ブリーチ部分の分解
 エアコキの場合、ここをブリーチといっていいのかわからないがシリンダ、ピストン、メインスプリング部分を分解する。
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 ファイアリングピンがモールドされているプレートがそのままメインスプリングガイドとなっているので、メインスプリングを圧縮しながら上に引き上げる
 この時スプリングなどを飛ばしてしまわないように注意

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 これを抜けばピストン、シリンダ部分はフリーになる。

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 スライドの真ん中あたりの幅が広くなってる部分からシリンダを抜く。
 ちょっとスライドに干渉するが引っこ抜いて問題ない。

3.バレル周りの分解
 通常、M1911系はバレルブッシング・レンチでバレルブッシングを外し、前から分解していくのだが、マルコキはそういった構造になっていない。

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 バレルブッシングとリコイルプラグが一体化しており、その部品を樹脂のCリング(写真矢印オレンジ着色部分)でスライドに固定している。

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 このCリングはさほど強いテンションで止まっていないのでつま楊枝のような細い棒で引っ掛ければあっさり外れる
 逆に細くて華奢そうなのでうかつに力をかけすぎて折ってしまわないように注意

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 Cリングを外したらバレルブッシングとリコイルプラグ一体部品が前に抜ける。

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 リコイルスプリングを抜きます。

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 バレルアッセンはシリンダーを抜いた辺りから抜けます。

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 ここまで分解するとインナーバレルが良く見えるが、M1911はCZやUSPと違い18禁でもアルミ・インナーバレルみたいだ。
 18禁は全部真鍮バレルだと思ってたのでちょっとびっくり。

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 バレルアッセンは緑矢印のチェンバーカバーを外し、オレンジ矢印のビスを外せば分解できるが、今回はそこまで分解の必要がなかったのでしませんでした。

◆ 実射レビュー 
・初速チェック
 マルコキの18禁はなぜか指定BB弾が0.25g
 ただ、自分は普段0.20gを使っていて、脳内のベンチマークにあわせないとイマイチ銃の性能をイメージしづらいのでまずは0.20gで初速を計測してみた。

・マルイ:プラ弾0.20g
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 だいたい66~67m/sで安定した初速
 ただしこの重量だとたしかにホップがかかり過ぎで5mでもかなり上に着弾、若しくは枠にヒットしたりする。
 だいたいこのM1911はサイト自体が上目を向いているらしく、推奨の0.25gでもかなり上に集弾する傾向がある。
0.20g 偏差 二乗偏差 温度
1 66.5 -0.078 0.006084  
2 66.94 0.362 0.131044  
3 66.75 0.172 0.029584  
4 65.98 -0.598 0.357604  
5 66.72 0.142 0.020164  
合計 332.89   0.54448  
平均 66.578      
分散 0.108896   0.109  
標準偏差 0.329993939   0.329993939  

・マルイ・プラ弾0.25g
25
 0.25gになると0.20gよりちょうど9m/s程度落ちた感じで安定。
 弾道はホップのかかりが抑えられほぼフラットな弾道だ。
0.25g 偏差 二乗偏差 温度
1 57.21 -0.224 0.050176  
2 57.69 0.256 0.065536  
3 57.23 -0.204 0.041616  
4 57.47 0.036 0.001296  
5 57.57 0.136 0.018496  
合計 287.17   0.17712  
平均 57.434      
分散 0.035424   0.035424  
標準偏差 0.188212646   0.188212646  

・マルイ・プラ弾0.12g
12
 0.12gになると当然初速は上がるのですが、若干初速のバラつきが大きくなっているように思います。
0.12g 偏差 二乗偏差 温度
1 90.17 0.638 0.407044  
2 90.3 0.768 0.589824  
3 89.49 -0.042 0.001764  
4 89.6 0.068 0.004624  
5 88.1 -1.432 2.050624  
合計 447.66   3.05388  
平均 89.532      
分散 0.610776   0.610776  
標準偏差 0.781521593   0.781521593  

・初速まとめ
 初速の標準偏差は0.20g:0.330、0.25g:0.188、0.12g:0.782とやっぱり指定の0.25gが一番良い結果となった。(数値が低いほどバラつきが少ない=ホップが安定し集団が良い)

・グルーピングチェック
 この銃を買ったのがもう半年ぐらい前でその時に撮ったペーパーターゲットの写真が見当たらない。
 なので写真無しではあるけどグルーピングについて書いていく。
 写真が見つかるか、改めて試射ができたらまた写真を乗せようと思う。

・マルイ・プラ0.20g
 慣らしも終え、0.20gを使ってみると明らかに弾道が上にそれていく。
 ホップのかかり過ぎなのがよくわかる。
 たった5mでもマルイ製ターゲット(ターゲット1辺150㎜)の枠に当たってしまう。

・マルイ・プラ0.25g
 0.25gだと見た目にもフラットに飛んでいるのがわかる。
 左右ブレも少ないように感じる。
 ただ、もともとのサイトの特性で6時照準にしてもかなり上に着弾してしまう。
 ただし集弾性自体は良い
 10m以上だとどうなるかは未確認。

・マルイ・プラ0.12g
 ありていにいって使えない!
 ホップがかかり過ぎ、室内でも全く狙えない。
 5m程度の距離でも50センチぐらい上に着弾する感じ。
 正直、部屋のものが跳弾で壊れそうなのであまり撃っていない。

◆ まとめ
 マルコキのM1911A1だが、コスパは高く、質感も十分あり、グルーピングも良いのでなかなか良いと思った。マルコキの中でも1,2を争う人気モデルなのもうなずける。
 ガスブロならネガになる薄いマガジンもエアコキなら全く問題にならないのも良い。

【良いところ】
  1. 抜群のコスパ
  2. 一体型スライドによる高い質感
  3. 握り心地の良いグリップ
  4. フルライブのサムセーフティ、グリップセーフティ
  5. コッキングしやすい大型スライド
【悪かったところ】
  1. 18禁なのに10禁と同グレードのアルミバレルなところ
  2. 癖が強い固定サイト
  3. 同じく速射に向かない小さなフロントサイト
  4. BB弾の運用が難しい0.25g標準

 中でもバレルがアルミだったのは少々驚いた。18禁は全部真鍮バレルと思ってたんで…

 BB弾の0.25g標準は18禁マルコキ前部にいえることなのだが、これが地味に面倒だ。


◆ おまけ
 これまでマルコキ18禁は3挺買って試してみた。
 CZ75、M1911A1、USPの3挺。
 その中で銃としての好き嫌いは別として、道具として一番使いやすかったのはUSPだ。
  1. フィールドスリッピングを含む分解組立てが簡単なのでメンテが楽
  2. 高精度真鍮バレルによる高い命中性
  3. 大型でクセのないオープンサイトは速射時に狙いやすい
  4. 大型で頑丈なスライドは素早くコッキングしやすい
  5. 太いトリガーガードはサファリランドGLSホルスター(その他カイデックスホルスターとも)と相性が良い
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 自分はサファリランド579GLSを気にいって使っているが、この手のトリガーガードでロックをかけるカイデックスホルスターはやっぱり太めのトリガーガードの方がロックがしっかりかかり相性が良い。
 M1911A1やCZ75のような旧来メタルフレームの細いトリガーガードにもシムで対応するようになっているがホールド性や安定感で今一つだ。

 思い入れがあるのであれば好きな銃を買えばいいと思うが、「最後の砦としてマルコキ1挺下げておきたい」というのであればたぶんUSPがベストバイだ。

 M1911A1の記事でUSP推しなのはちょっとアレだが、実際に使ってみての感想だ。
 でもだからといってM1911A1が悪いわけでは全然ない。
 ミリガバが好きならエアコキはこれ一択だ。
 ホルスターとサイトのクセになれれば全く問題ない。

 でゎでゎ

最後まで読んでくれてありがとう!

0.2gを使ったマルコキのBB弾はなかなか自重で落下しませんが

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